妖怪112・濡女

鳥山石燕が描いているが解説がない。
ただし出典は不明だが藤澤衛彦「日本妖怪画談全集」、山田野理夫「東北怪談の旅」、笹間良彦「日本未確認生物事典」には記載がある。

文政2年(1819)に越後と会津(新潟と福島)の間の川に柳がたくさん自生していたが周辺は毒虫の巣になっているので誰も近づかなかった。
ところがある若者達が欲をだして何隻かの船で向かった。ところが作業ははかどらずそのうちに1隻の船が流され三又にでた。するとその船の若者達は悲鳴をあげ引き返してきた。「どうした?大蛇でもみたか?」ときくと「濡女だ!」という。他の者が「そんなものいるわけがない」と面白半分に見に行ったが帰ってこない。恐ろしくなり残ったものが村に帰ろうとすると遥か彼方から悲鳴が聞こえてきた。無我夢中で船を漕ぎ、村に辿り着いたが他の者は帰ってこなかったという。
濡女の尻尾は三町(約27m)まで届くので、見つかったら最後、どんなに逃げても助からない。

民俗伝承では島根県石見地方に赤子を抱いてくれと海岸に出る妖怪として残っている。赤子を抱くと変わりに牛鬼が現れ殺される。姑獲鳥に近いのかもしれない。


エディションナンバーと直筆サインが入ります。
キャンバス・木枠、大きさ(SM:227mmx158mm)

¥ 5,000

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