


【ミニ掛け軸】妖怪272・巡礼娘(山梨・南アルプス市)
【ミニ掛け軸】妖怪272・巡礼娘(山梨・南アルプス市)
¥2,000
なら 手数料無料の 翌月払いでOK
約15cm×30cmのミニ掛け軸。
通常大蛇堂の出店イベントのみの販売ですが、年に一度のミニ掛け軸通販祭り限定で放出!
大きさ比較のためゆずと一緒に撮影しています。
中サイズ以上の掛け軸と異なり、1点ものではありません。サインは直筆です。
【妖怪説明】
旧中巨摩郡若草町に伝わる。
むかし若草町地内に浅原という村があり浅吉という若者がいた。心優しく働き者であったが貧しかったため嫁をもらえず両親は気をもんでいた。
ある日、ものすごい夕立があり浅吉の家の軒下に巡礼姿の若い娘がとびこんできた。浅吉の両親が気の毒に思い家の中にいれて話を聞くと、小さい時に別れた親を捜して旅をしているという。
ますます気の毒に思った両親は「おまえさんさえよかったら、しばらくこの家にいてもよい」とすすめると娘はやっかいになることになり、いつしか浅吉と夫婦になることになった。
幾月か過ぎた日、浅吉が用事でいない夜に両親が不思議な物音で目がさめると、隣室に行灯を灯しきりに髪をとかしている嫁の姿が障子にうつっていた。気味が悪くなったがしばらく息を殺してみていると、髪をとかすたびにパサリ、パサリと音を立てて落ちていきやがて蛇の姿へとかわっていった。両親は恐ろしさのあまりふるえながら朝を迎えた。
朝になると嫁の姿は元に戻っていたが、浅吉が帰ってくると昨夜のことを話し別れをすすめた。すぐに承知はしなかったがしきりに言うものなので、とうとう決心して嫁に別れ話をもちかけた。かなり面倒なことになると思っていたが案外嫁はあっさり承知して旅支度をはじめた。
しかしいつまでも家をでる気配がない。不安に思いながら数日過ぎたが秋晴れののちにものすごい嵐がやってきて雨と風に家が吹き飛ばされそうな荒れ模様となった。
すると嫁は急に「いろいろと長いことお世話になりました。私は今日お別れいたします」
と両手をついて名残を惜しむ。嵐の日にいなかくてもよいではないか、と止めるが、今日をおいてほかにない、と言い張り
「最後のお願いです。台所にある釜のふたをいただきとうございます」という。
不思議に思いつつも釜のふたをわたすとあっという間に嵐の中へとかけだしていき、水かさの増えた川に突っ走っていく。「危ない!」と浅吉が声をあげた瞬間、嫁は持っていた釜のふたを川へ投げ込みその上にとび移った。
その瞬間、天から稲妻が光り、嫁の姿がみるみる大蛇へと変化し天に登っていった。
このありさまをみていた村人は、それ以来この村では釜をつかわなくなり、この川を釜無川と名付けたという。
釜無川の由来については「絶えず流れる隈なし」や「釜のような深い淵がない」など由来とする説は複数ある。
「蛇体なれども夫婦は同じ 見送る聟に釜は無し」
【参考資料】
『ふるさと自慢シリーズⅧ甲斐路 ふるさとの民話と民謡』「釜無川の名の起こり」より
【作品説明】
掛け軸が卓上サイズになって登場です。
大きさ約 幅15cm x 高さ30cmで飾りやすい。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷仕上げ。サインは直筆です。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
紙よりも耐久性がありますがアート作品として取り扱いください。
直射日光や高温多湿な場所に長期間置かないでください。
※台座は付属しません
※「卓上掛け軸」から「ミニ掛け軸」に名称変更しました。
※通常サイズ(約幅30cm x 高さ60cm)との違い
・絵に書き下し文(都々逸)がありません
・説明短冊が付属しません
・ギフトラッピング対象外です
・在庫管理の関係上、バージョン記載をしていません
#ミニ掛け軸
#玉藻前 #狐 #九尾の狐 #鳥羽上皇
通常大蛇堂の出店イベントのみの販売ですが、年に一度のミニ掛け軸通販祭り限定で放出!
大きさ比較のためゆずと一緒に撮影しています。
中サイズ以上の掛け軸と異なり、1点ものではありません。サインは直筆です。
【妖怪説明】
旧中巨摩郡若草町に伝わる。
むかし若草町地内に浅原という村があり浅吉という若者がいた。心優しく働き者であったが貧しかったため嫁をもらえず両親は気をもんでいた。
ある日、ものすごい夕立があり浅吉の家の軒下に巡礼姿の若い娘がとびこんできた。浅吉の両親が気の毒に思い家の中にいれて話を聞くと、小さい時に別れた親を捜して旅をしているという。
ますます気の毒に思った両親は「おまえさんさえよかったら、しばらくこの家にいてもよい」とすすめると娘はやっかいになることになり、いつしか浅吉と夫婦になることになった。
幾月か過ぎた日、浅吉が用事でいない夜に両親が不思議な物音で目がさめると、隣室に行灯を灯しきりに髪をとかしている嫁の姿が障子にうつっていた。気味が悪くなったがしばらく息を殺してみていると、髪をとかすたびにパサリ、パサリと音を立てて落ちていきやがて蛇の姿へとかわっていった。両親は恐ろしさのあまりふるえながら朝を迎えた。
朝になると嫁の姿は元に戻っていたが、浅吉が帰ってくると昨夜のことを話し別れをすすめた。すぐに承知はしなかったがしきりに言うものなので、とうとう決心して嫁に別れ話をもちかけた。かなり面倒なことになると思っていたが案外嫁はあっさり承知して旅支度をはじめた。
しかしいつまでも家をでる気配がない。不安に思いながら数日過ぎたが秋晴れののちにものすごい嵐がやってきて雨と風に家が吹き飛ばされそうな荒れ模様となった。
すると嫁は急に「いろいろと長いことお世話になりました。私は今日お別れいたします」
と両手をついて名残を惜しむ。嵐の日にいなかくてもよいではないか、と止めるが、今日をおいてほかにない、と言い張り
「最後のお願いです。台所にある釜のふたをいただきとうございます」という。
不思議に思いつつも釜のふたをわたすとあっという間に嵐の中へとかけだしていき、水かさの増えた川に突っ走っていく。「危ない!」と浅吉が声をあげた瞬間、嫁は持っていた釜のふたを川へ投げ込みその上にとび移った。
その瞬間、天から稲妻が光り、嫁の姿がみるみる大蛇へと変化し天に登っていった。
このありさまをみていた村人は、それ以来この村では釜をつかわなくなり、この川を釜無川と名付けたという。
釜無川の由来については「絶えず流れる隈なし」や「釜のような深い淵がない」など由来とする説は複数ある。
「蛇体なれども夫婦は同じ 見送る聟に釜は無し」
【参考資料】
『ふるさと自慢シリーズⅧ甲斐路 ふるさとの民話と民謡』「釜無川の名の起こり」より
【作品説明】
掛け軸が卓上サイズになって登場です。
大きさ約 幅15cm x 高さ30cmで飾りやすい。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷仕上げ。サインは直筆です。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
紙よりも耐久性がありますがアート作品として取り扱いください。
直射日光や高温多湿な場所に長期間置かないでください。
※台座は付属しません
※「卓上掛け軸」から「ミニ掛け軸」に名称変更しました。
※通常サイズ(約幅30cm x 高さ60cm)との違い
・絵に書き下し文(都々逸)がありません
・説明短冊が付属しません
・ギフトラッピング対象外です
・在庫管理の関係上、バージョン記載をしていません
#ミニ掛け軸
#玉藻前 #狐 #九尾の狐 #鳥羽上皇
大きさ比較画像
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※この商品は海外配送できる商品です。



