













妖怪633・瓔珞つつじ(山梨・南部町)
妖怪633・瓔珞つつじ(山梨・南部町)
¥5,500
なら 手数料無料の 翌月払いでOK
【妖怪説明】
山梨県南巨摩南部町、佐野区天子ヶ岳にのこる伝説。
むかしむかし富士の裾野に炭焼きの松五郎が住んでおり毎日炭を焼いていた。
炭を焼く煙は富士山よりも高く立ち昇っていたため、遠い都からも眺めることができ、みな不思議に思っていた。天子様が陰陽師に占わせると皇女様のおむこになる方の煙だとでたため、皇女様ははるばる見知らぬおむこ様を訪ねることとなった。
松五郎の家を訪ねると、あいにく故郷の郡内明見(あすみ)に帰って留守であった。
皇女様が「あるじはおわすや」と留守居のものにたずねると「明見にござらっしゃる」と答えた。皇女様は「明日見に来い」という返事と思い、次の日にまた訪ねてもやはり「あすみにござらっしゃる」という。
お付きの者は怒ったが、皇女様は「その見識がたのもしい」と喜び、三日目に松五郎にあい、そのしるしに小判を2枚贈った。
だが、松五郎は小判の価値がわからないため、裾野の景色を案内している最中に路ばたの池(長者が池)にいた鶴に投げつけてしまった。その鷹揚ぶりがますます皇女様の気に入りまもなく夫婦となった。小判を投げつけた二羽の鶴は小判を背負ったまま富士の人穴の近くの大沼に飛んでいったので、そこには小判の形をした草が一面に生えているという。
松五郎は名高い炭焼き長者となり、二人は富士の裾野で何十年と暮らした。
ところが、ふとしたことで皇女様は重い病気にかかってしまい看病するも日に日に悪くなっていった。ある日、皇女様は枕元の松五郎に、もし自分が死んだら、どうかこの冠を都が見える山頂に埋めて欲しいと頼んだ。
それから七日後に皇女様は亡くなられ、悲しみにくれた松五郎はその立派な瓔珞の冠を京都に向いている山(天子ヶ岳)に埋めた。
その翌年、冠を埋めたあとに、瓔珞に似たつり下がった美しいつつじがはえてきた。
しかし、このつつじの枝を折ると次の日に必ずあらしが来るため付近の人は大層恐れた。知らずに折った時は、村人がわざわざ山の社に返しに登ることにしているという。また、逆に日照りで困った時には雨乞いに枝をおるといい、皇女様の石の祠は瓔珞つつじとともに天子ヶ岳の寂しい頂に今もあるという。
「夫婦の契りをつつじにかえて 都のぞむは天子ヶ岳」
【参考文献】
『南部町誌』南部町誌編纂審議委員会 826p
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
#南部町 #瓔珞 #山梨 #つつじ #天子ヶ岳 #南山梨の妖怪展 #山梨の妖怪展ファイナル
山梨県南巨摩南部町、佐野区天子ヶ岳にのこる伝説。
むかしむかし富士の裾野に炭焼きの松五郎が住んでおり毎日炭を焼いていた。
炭を焼く煙は富士山よりも高く立ち昇っていたため、遠い都からも眺めることができ、みな不思議に思っていた。天子様が陰陽師に占わせると皇女様のおむこになる方の煙だとでたため、皇女様ははるばる見知らぬおむこ様を訪ねることとなった。
松五郎の家を訪ねると、あいにく故郷の郡内明見(あすみ)に帰って留守であった。
皇女様が「あるじはおわすや」と留守居のものにたずねると「明見にござらっしゃる」と答えた。皇女様は「明日見に来い」という返事と思い、次の日にまた訪ねてもやはり「あすみにござらっしゃる」という。
お付きの者は怒ったが、皇女様は「その見識がたのもしい」と喜び、三日目に松五郎にあい、そのしるしに小判を2枚贈った。
だが、松五郎は小判の価値がわからないため、裾野の景色を案内している最中に路ばたの池(長者が池)にいた鶴に投げつけてしまった。その鷹揚ぶりがますます皇女様の気に入りまもなく夫婦となった。小判を投げつけた二羽の鶴は小判を背負ったまま富士の人穴の近くの大沼に飛んでいったので、そこには小判の形をした草が一面に生えているという。
松五郎は名高い炭焼き長者となり、二人は富士の裾野で何十年と暮らした。
ところが、ふとしたことで皇女様は重い病気にかかってしまい看病するも日に日に悪くなっていった。ある日、皇女様は枕元の松五郎に、もし自分が死んだら、どうかこの冠を都が見える山頂に埋めて欲しいと頼んだ。
それから七日後に皇女様は亡くなられ、悲しみにくれた松五郎はその立派な瓔珞の冠を京都に向いている山(天子ヶ岳)に埋めた。
その翌年、冠を埋めたあとに、瓔珞に似たつり下がった美しいつつじがはえてきた。
しかし、このつつじの枝を折ると次の日に必ずあらしが来るため付近の人は大層恐れた。知らずに折った時は、村人がわざわざ山の社に返しに登ることにしているという。また、逆に日照りで困った時には雨乞いに枝をおるといい、皇女様の石の祠は瓔珞つつじとともに天子ヶ岳の寂しい頂に今もあるという。
「夫婦の契りをつつじにかえて 都のぞむは天子ヶ岳」
【参考文献】
『南部町誌』南部町誌編纂審議委員会 826p
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
#南部町 #瓔珞 #山梨 #つつじ #天子ヶ岳 #南山梨の妖怪展 #山梨の妖怪展ファイナル
モノプリント掛け軸紹介動画
※この商品は、最短で12月14日(日)にお届けします(お届け先によって、最短到着日に数日追加される場合があります)。
※こちらの価格には消費税が含まれています。
※別途送料がかかります。送料を確認する
※¥10,000以上のご注文で国内送料が無料になります。
※この商品は海外配送できる商品です。














