【妖怪説明】
山梨県富士吉田市に伝わる。

ある人が家に楽しみがないので遠くの山へ猟に行き、泊めてもらうこととなった。

「夕飯もあまりないけど」というので「夕飯なんでもいいから食べとくれ」といって食べた。
すると「私の家じゃあね、少し困ることがあるけんども、夜賑やかでもそのままでいてくれよ」「どこでも行っちゃあ、話をしないでくりょ」という。

そうして夜中になると、鍋で何かを煮ている。
グチャグチャグチャグチャ。

障子から覗き込んでみると、木の根っこのようなものに口がいっぱいあって、お粥だかおじやだかわからないものを「まくってくりょう」と。
杓子ですくってピチャピチャピチャピチャと歯のない口で、大きいものをまくっちゃくれてみんな食ってしまった。口だけで生きているらしい。

その人は夜中にそれをみてその後寝られなかったという。

※表現に不明な部分があるため原文に近いかたちで掲載しています。

「夜賑やかな困るが黙せ まくっちゃくれて食っちまう」

【参考文献】
『新屋の民俗 : 富士吉田市新屋 (市史民俗調査報告書 ; 第4集)』富士吉田市史編さん室 編

【商品説明】
直筆サインが入った１点ものの掛け軸です。
表装（絵柄）以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。（画像はサンプルです）
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm

【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531

【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm

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