妖怪533・白ひげ童子(静岡・浜松市)
妖怪533・白ひげ童子(静岡・浜松市)
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【妖怪説明】
静岡県磐田郡佐久間町山香(現・浜松市)に伝わる。
佐久間町神妻(かんづま)に神妻明神があり、神官の月花若狭守(つきはなわかさのかみ)が、夜ふと目をさますと、枕元に大男が立っていた。
「わしは椎ヶ沢に住む、白ひげ童子であるぞ。お宮をたてて神さまとしてまつってくれ」
「だが、わしの身体は一丈六尺(約5m)で入るお宮はできぬだろう。それなら二尺四方(60㎠)でよいからそれをつくってまつってくれ」
神官はすぐに小さいお宮を大工に作ってもらい椎ヶ沢の谷の中にかざり祀り、白ひげ明神とした。
それから十年ほどたったとき、愛知県の方で二月も三月もひでりが続いた。
その村のおもな百姓三人が遠州の秋葉神社に雨乞いにいこうと瀬尻の和山間(わさんま)峠までくると峠の上に坊さんが立っている。言葉をかわし、秋葉神社にいき、また戻ってくると坊さんがまだ立っている。
「秋葉神社では、何と言いましたな」
「まだしばらくは雨はないだろうと言いました」
「ならどうだ。神妻へ行ってたのまれたら」
そこで神妻へ行き、神官の若狭守にこの話をすると考え込み
「その坊さんは、ことによると、椎ヶ沢の白ひげ童子かもわからないぞ」
椎ヶ沢の白ひげ明神へ行き、雨乞いをして三人に1枚づつお札を持たせた。
三人が村へ帰りだして2時間ほどたち、浦川の町あたりまでくると急に黒雲がたちこめてきて、ずぶ濡れになった。濡れながらも大喜びをして、また道を戻って白ひげ明神へ例のお参りをした。
三人が村へ帰ったときは村中で喜びのおまつりをしていたという。
それから白ひげ明神は農業の神さまとしておまいりする人が多くなったという。
雪がふった後などは大きな片方の足跡がとびとびにあるので、一本足だともいわれている。
『遠江の伝説』にはこの童子は山婆の子である、とある。
「二尺四方お宮に祀れ さすれば農作万事よし」
【参考資料】
『静岡県西部のふしぎな伝説』御手洗清 128p
『遠江の伝説』小山有言 編 「大平の一本足」 155p
一部資料提供:猫化不来
【Purple snow】
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
#静岡 #浜松市 #静岡と身延の妖怪展
静岡県磐田郡佐久間町山香(現・浜松市)に伝わる。
佐久間町神妻(かんづま)に神妻明神があり、神官の月花若狭守(つきはなわかさのかみ)が、夜ふと目をさますと、枕元に大男が立っていた。
「わしは椎ヶ沢に住む、白ひげ童子であるぞ。お宮をたてて神さまとしてまつってくれ」
「だが、わしの身体は一丈六尺(約5m)で入るお宮はできぬだろう。それなら二尺四方(60㎠)でよいからそれをつくってまつってくれ」
神官はすぐに小さいお宮を大工に作ってもらい椎ヶ沢の谷の中にかざり祀り、白ひげ明神とした。
それから十年ほどたったとき、愛知県の方で二月も三月もひでりが続いた。
その村のおもな百姓三人が遠州の秋葉神社に雨乞いにいこうと瀬尻の和山間(わさんま)峠までくると峠の上に坊さんが立っている。言葉をかわし、秋葉神社にいき、また戻ってくると坊さんがまだ立っている。
「秋葉神社では、何と言いましたな」
「まだしばらくは雨はないだろうと言いました」
「ならどうだ。神妻へ行ってたのまれたら」
そこで神妻へ行き、神官の若狭守にこの話をすると考え込み
「その坊さんは、ことによると、椎ヶ沢の白ひげ童子かもわからないぞ」
椎ヶ沢の白ひげ明神へ行き、雨乞いをして三人に1枚づつお札を持たせた。
三人が村へ帰りだして2時間ほどたち、浦川の町あたりまでくると急に黒雲がたちこめてきて、ずぶ濡れになった。濡れながらも大喜びをして、また道を戻って白ひげ明神へ例のお参りをした。
三人が村へ帰ったときは村中で喜びのおまつりをしていたという。
それから白ひげ明神は農業の神さまとしておまいりする人が多くなったという。
雪がふった後などは大きな片方の足跡がとびとびにあるので、一本足だともいわれている。
『遠江の伝説』にはこの童子は山婆の子である、とある。
「二尺四方お宮に祀れ さすれば農作万事よし」
【参考資料】
『静岡県西部のふしぎな伝説』御手洗清 128p
『遠江の伝説』小山有言 編 「大平の一本足」 155p
一部資料提供:猫化不来
【Purple snow】
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
#静岡 #浜松市 #静岡と身延の妖怪展
モノプリント掛け軸紹介動画
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