妖怪580・一つ目の入道坊主と十の指輪(宮城・大崎市)
妖怪580・一つ目の入道坊主と十の指輪(宮城・大崎市)
¥5,500
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【妖怪説明】
宮城県遠田郡田尻町(現・大崎市)で語られたもの。
「気儘なわらしと十の指輪」に登場する。
むかし、あるところに親のいうことをきかない気儘なわらしがいた。
自分くらい偉いものはないと勝手なことばかりしており、誰にも負けるはずがないので世の中に出てみると家を出た。そのうち山奥に迷い込み明かりがみえたので行ってみると、そこには一つ目(まなぐ)の恐ろしい入道坊主がいて、わらしを串刺しにして焼いて食っていた。
気儘なわらしは戸の隙間から震えて見ていたが、入道坊主が酔っていびきを描いている間に焼いた火箸を目にぶつーっとさした。
はね起きた入道坊主が盲滅法刀を振り回すが擦りもせず、観念して「あんたは世の中で一番偉い人だ。あんたが一番偉いという印に俺の宝物をやろう」と、金銀ちりばめた十の指輪をくれた。
わらしはさっそく指輪をすると、入道坊主が「どこだ、どこだ」と叫んだ。
すると左の親指の指輪が「ここだ、ここだ」と返事をする。その声をたよりに入道坊主が長い刀を振り回し追いかけてくる。
わらしは必死になり指輪を抜こうとするが、ますます食い込んでくるので小刀で指輪を親指ごと切って投げた。しかし今度は人差し指の指輪が「ここだ、ここだ」というので、次々と指を切り落としてしまった。
指がすべてなくなってしまった気儘なわらしは、一人で飯を食うことも草履の紐を結ぶこともできなくなり、うんと苦しんで生きていくことになった。
「気儘なわらしの驕りの代価 指輪にねめられ詰められて」
【参考文献】
『民話の手帖 冬 NO.38』日本民話の会 編集 60P
【OOTENOSIROKETSU -White ass in Oote-】
Introduced to Tome Town, Miyagi Prefecture. The monster emerged from under the bridge. The monster came out with a white ass. However, the true identity was a pervert who liked to imitate youkai and surprise people.
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
#東北 #宮城 #宮城の妖怪展2024 #壽丸屋敷 #大崎 #指輪 #入道坊主
宮城県遠田郡田尻町(現・大崎市)で語られたもの。
「気儘なわらしと十の指輪」に登場する。
むかし、あるところに親のいうことをきかない気儘なわらしがいた。
自分くらい偉いものはないと勝手なことばかりしており、誰にも負けるはずがないので世の中に出てみると家を出た。そのうち山奥に迷い込み明かりがみえたので行ってみると、そこには一つ目(まなぐ)の恐ろしい入道坊主がいて、わらしを串刺しにして焼いて食っていた。
気儘なわらしは戸の隙間から震えて見ていたが、入道坊主が酔っていびきを描いている間に焼いた火箸を目にぶつーっとさした。
はね起きた入道坊主が盲滅法刀を振り回すが擦りもせず、観念して「あんたは世の中で一番偉い人だ。あんたが一番偉いという印に俺の宝物をやろう」と、金銀ちりばめた十の指輪をくれた。
わらしはさっそく指輪をすると、入道坊主が「どこだ、どこだ」と叫んだ。
すると左の親指の指輪が「ここだ、ここだ」と返事をする。その声をたよりに入道坊主が長い刀を振り回し追いかけてくる。
わらしは必死になり指輪を抜こうとするが、ますます食い込んでくるので小刀で指輪を親指ごと切って投げた。しかし今度は人差し指の指輪が「ここだ、ここだ」というので、次々と指を切り落としてしまった。
指がすべてなくなってしまった気儘なわらしは、一人で飯を食うことも草履の紐を結ぶこともできなくなり、うんと苦しんで生きていくことになった。
「気儘なわらしの驕りの代価 指輪にねめられ詰められて」
【参考文献】
『民話の手帖 冬 NO.38』日本民話の会 編集 60P
【OOTENOSIROKETSU -White ass in Oote-】
Introduced to Tome Town, Miyagi Prefecture. The monster emerged from under the bridge. The monster came out with a white ass. However, the true identity was a pervert who liked to imitate youkai and surprise people.
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
#東北 #宮城 #宮城の妖怪展2024 #壽丸屋敷 #大崎 #指輪 #入道坊主
モノプリント掛け軸紹介動画
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