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2022/04/22 19:38
おばんです!
このたび、4月27日に発売される『日本怪異妖怪事典 東北』のカバーイラストを描かせていただきました。
今回は各県のエキスパートが揃い、寺西政洋(青森・山形・福島・東北広域・その他担当)、佐々木剛一(岩手・東北広域担当)、佐藤卓(宮城・東北広域・その他担当)、戦狐(秋田・東北広域・その他担当)の共著というかたちをとっており、監修・麻里樹、スーパーアドバイザー・氷厘亭氷泉となっております。(敬称略・リンクはTwitterアカウント)
この宮城担当の佐藤卓さんがなにをかくそう、宮城の妖怪展や宮城妖怪の情報提供でお世話になりまくっている宮城妖怪事典(仮)さんの中のひとなのです。(ブログはこちら)
ということで、カバーイラストに大蛇堂を推挙していただいたわけです。もう宮城妖怪事典(仮)さんには足をむけて寝られません。
ということで、カバーイラストに大蛇堂を推挙していただいたわけです。もう宮城妖怪事典(仮)さんには足をむけて寝られません。
寺西さんは多大な妖怪の情報とイラストのブログ【妖怪図鑑】新版TYZを運営、戦狐さんは秋田妖怪蒐異(壱・弐)を刊行、佐々木剛一さんは宿を営みながら長年遠野を中心に調査と、まさに妖怪に精通した方々が集結して編纂された、妖怪への狂気と忘想にあふれた産物になっておるのです。
なんと圧巻の1300種類以上の怪異妖怪を紹介!
その熱量たるやシリーズ最圧の608P!!
みよ!自立するこのさまを!
カバーに採用する妖怪は執筆者の方々と相談してきめたのですが、その過程もこころふるえるものでした。
そもそもこのカバー全面にきている『天空の不夜城』と上にのってる『具乱怒物乃怪』はもともと裏表紙の予定だったのですが、デザイナーができあがったものをみて脳の室温がたかくなったらしく表紙への採用となりました。(具乱怒物乃怪についてはこちら)
この具乱怒物乃怪はじつは「18体もの妖怪が集合体となってかたち作っている」というものです。
カバー裏に妖怪の名称ものっているので、どれがなんの妖怪か推察するのも一興ですね。
不夜城のデザインも一工夫しました。
口からでている龍たちもひとつひとつの妖怪なのですが、その中から都道府県ごとの妖怪にまつわる場面を側面に表現しています。
ちゃんと東北各県のならびにもあわせたんですよ。
全8巻なのでこれから各地方がでていくことになりますが、この企画の一端に、出身の東北に関連してかかわらせていただくことができて本当にありがたいことです。
4月27日発売です。
願わくはこれを読みて 奥羽の精魅神怪に戦慄せよ