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2023/11/09 14:20
おばんです!
初のお寺での展示『鬼と山梨の妖怪展in中樹山淨照寺』たくさんの方のご協力のもと、活況のうちに展示をおえました。
大月の山の奥での展示でしたが、全会期でのべ236人もの方に足をお運びいただきました。たくさんのご来場ありがとうございました!
本堂の展示はもちろん、ARやデジタルフレグランスなども活用し「視る」だけでない『体験型』のイベントとなりました。
↑初日にはYBS山梨放送、ほかにやまなし日日新聞、朝日新聞にも取材いただきました。
1日目には『山梨妖怪作品紹介トークショー』を開催。
ニコニコ動画でも配信し、40人以上のかたにご覧いただき大変盛り上がりました!
↑浅間夜行さん(X https://twitter.com/uterus666)イラストをたくさん展示していただきました。
↑Do_goods/ドゥグーズさん (X https://twitter.com/Dogoods2) 縄文アクセサリーが主ですが、今回はよりすぐりの妖怪シリーズを展示。
↑ザクレスホビーさん(X https://twitter.com/zakures_hobby) 甲府事件の宇宙人、甲府星人フィギィアが登場!
↑切貼民話師ゆーだいさん(X https://twitter.com/folktallager)
山梨のさまざまな土地を撮影した写真をコラージュした「コラー獣」と、そこから発想される「切貼民話」の展示。
ゆーだいさんには最終日に、来場いただいた方に切貼民話を体験したいただくワークショップも開催していただきました。
↑ワークショップのようす。親子で挑戦されているかたも。
↑来場者の考える「コラー獣」がみごと完成!
今回は、駅〜淨照寺のあいだ3箇所にARを設置し、徒歩でご来場いただけるお客様にも楽しんでいただけるようにしました。
↑第1チェックポイント「浅利与一地蔵尊」 でてきたARをタップするとイラストがかわりました。
↑第2チェックポイント「浅利公民館前」 金の人形が登場。タップすると横方向に回転するアクションつき。
↑第3チェックポイント「子安宮澤神社」 首塚の鬼が現れ巨大化します。
じつは会期前の日曜日が偶然この神社の祭礼がある日で、特別に御神宝の「鬼の首」を約50年ぶりに開封する儀が執り行われました。
大蛇堂も参拝させていただき、今回の展示ではその様子をパネルにして紹介もさせていただきました。とても貴重な機会をいただきありがとうございます。
↑「鬼の首」開封の儀のようす
そしてARは本堂内にも。こちらは3Dでしかも巨大!たくさんの方に楽しんでいただきました。
↑屹立する「岩殿山の赤鬼」 大月にまつわる鬼です。
こちらは立体造形作家・餅雪さん(X https://twitter.com/0m0chiyuki)にデータを作成いただき、立体造形も展示しました。
さらに、この鬼の「デジタルフレグランス」も!鬼の香りを現地で体験いただけました。
↑展覧会期間中のみ限定の御朱印も4種登場。大蛇堂の鬼のイラストがはいった特別版をご用意していただきました。
土曜日には平井裕善住職(X https://twitter.com/ssh_yuzen)のお勤めと法話、そして貴重な寺宝の十王図のおひろめも。変わった構図の絵で今後の調査がまたれる貴重な作品を直にみせていただきました。
法話のあとは百蔵仙遊・九城司さんの体験ゲームワークショップ。たくさんゲームをもってきていただき、開発中のゲームなどで来場者のみなさまと盛り上がりました。
法話とゲームの様子はニコニコ動画でも生配信をおこないました。
今回の展示は個展のかたちでしたが、たくさんの方にご協力いただき実現した展覧会でした。
開催前には大月の魅力を発信するYouTubeチャンネル「ナーヴェとナユのもう月曜日!」にもとりあげていただきました。
全編42分!展示の魅力をたっぷり紹介していただきました。
地元のみなみなさま企業さまはじめ、たくさんの方にご尽力いただき出来上がった展示でした。
ほんとうにありがとうございました!
そして、大月駅から徒歩40分以上の場所にもかかわらず山梨だけでなく遠方からも多数のお客様に足をお運びいただき感慨の極みです。
ギャラリーでの展示もよいのですが、やはり妖怪を描いているのでこういった歴史的な場所での展示はまた違った趣がありますね。
来年以降も、掛け軸の展示をとおしていろいろな土地との結びつきを感じられるような活動をしていきたいものです。
そして今回のような試みが、まちおこしのひとつになっていけば喜ばしいことです。
今後とも大蛇堂をよろしくお願いいたします!
【今後の予定】
12月2日3日 『沙界妖怪芸術祭』出店
関西出店はありましたが、わたし本人もおもむく初の関西遠征です!西の皆様、よろしくお願いします!