










妖怪774・日金山の地獄鬼(静岡・熱海市)
妖怪774・日金山の地獄鬼(静岡・熱海市)
¥5,500
【妖怪説明】
静岡県熱海市の日金山(ひがねさん)に伝わる。
ある寒い冬の夕方、一人のさむらいが従者を連れて日金山を通り韮山に向かって歩いていた。
やっとの思いで尾根を越えていくと、異様な大男が立ち塞がるように立っていた。
片手に松明をかかげて、色が黒く、あごひげをはやしていた。
肝のすわったさむらいも、さすがにすこし驚いたが、やがて馬上から声をかけた。
「おまえはいったい何者だ」
「この日金山に住まう者であります。今ここへやって来る者がいますので、待っております」
とていねいに答えた。
さむらいは先を急ごうとするが大男は
「これから先、もし山に登ってくる十七、八才のむすめに会いましたら、急ぐようにとことづけてください」と姿に似つかわしくない丁寧な言葉遣いでいった。
さむらいはふしぎに思いながらも急坂をどんどんおりはじめる。するととつぜん、あたりの静けさをひきさき、キャーと女の悲鳴がひびきわたった。
馬を止め、振り返ると先ほど大男が立っていたあたりで、何者かが大声でわめきながら金棒でビシッビシッとたたく音が聞こえてきた。ただごとではないと身の毛がよだつ思いで後ろを振り返らず急いで山を下った。
山を下りたさむらいはやがて玉沢の里にたどりついた。
村はずれの一角に大勢の人が集まり火を囲んでいる。なにごとかと人々に尋ねると
「箱根の関所番の子で十七才になるむすめがなくなり、火葬にしているところです」
という。さむらいは従者と目を合わせた。あの大男こそ鬼であり、あれこそ日金山の地獄鬼だったのであり、むすめのたましいがぬけてくるのを待っていたのである。
思い返したさむらいは暗く悲しい気持ちにひたりながら、暗い夜道を韮山へ向かっていった。
「尾根の向こうに地獄が見える 亡者のたましい待ちにまつ」
【参考資料】
『【新版】日本の民話4伊豆の民話』岸なみ編 88p
『静岡県子どもむかし話2』静岡県校長会ほか 28p 情報提供:猫化不来 氏
【】
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
#静岡 #静岡の妖怪展2026
静岡県熱海市の日金山(ひがねさん)に伝わる。
ある寒い冬の夕方、一人のさむらいが従者を連れて日金山を通り韮山に向かって歩いていた。
やっとの思いで尾根を越えていくと、異様な大男が立ち塞がるように立っていた。
片手に松明をかかげて、色が黒く、あごひげをはやしていた。
肝のすわったさむらいも、さすがにすこし驚いたが、やがて馬上から声をかけた。
「おまえはいったい何者だ」
「この日金山に住まう者であります。今ここへやって来る者がいますので、待っております」
とていねいに答えた。
さむらいは先を急ごうとするが大男は
「これから先、もし山に登ってくる十七、八才のむすめに会いましたら、急ぐようにとことづけてください」と姿に似つかわしくない丁寧な言葉遣いでいった。
さむらいはふしぎに思いながらも急坂をどんどんおりはじめる。するととつぜん、あたりの静けさをひきさき、キャーと女の悲鳴がひびきわたった。
馬を止め、振り返ると先ほど大男が立っていたあたりで、何者かが大声でわめきながら金棒でビシッビシッとたたく音が聞こえてきた。ただごとではないと身の毛がよだつ思いで後ろを振り返らず急いで山を下った。
山を下りたさむらいはやがて玉沢の里にたどりついた。
村はずれの一角に大勢の人が集まり火を囲んでいる。なにごとかと人々に尋ねると
「箱根の関所番の子で十七才になるむすめがなくなり、火葬にしているところです」
という。さむらいは従者と目を合わせた。あの大男こそ鬼であり、あれこそ日金山の地獄鬼だったのであり、むすめのたましいがぬけてくるのを待っていたのである。
思い返したさむらいは暗く悲しい気持ちにひたりながら、暗い夜道を韮山へ向かっていった。
「尾根の向こうに地獄が見える 亡者のたましい待ちにまつ」
【参考資料】
『【新版】日本の民話4伊豆の民話』岸なみ編 88p
『静岡県子どもむかし話2』静岡県校長会ほか 28p 情報提供:猫化不来 氏
【】
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
#静岡 #静岡の妖怪展2026
モノプリント掛け軸紹介動画











