【説明】
ヒンドゥー教の神の一柱。
太鼓腹の人間の身体に 片方の牙の折れた象の頭をもった神で、4本の腕をもつ。
ガネーシャという名前はサンスクリット語で、『ガナ』＝群集、『イーシャ』＝の長、から。
そのほか『ヴィナーヤカ』（無上）、『ヴィグネーシュヴァラ』（障害除去）『ガナパティ』（群集の主）の神名を持つ。

障害を取り去り、また財産をもたらすと言われ、事業開始と商業の神・学問の神とされる。
インドでは現世利益をもたらす神とされ、非常に人気があり「富の神様」として商人などから絶大な信仰を集めているとされる。
日本にも密教と伴に渡来し、大聖歓喜天と呼ばれている（聖天や歓喜天とも）。

大きな耳は多くの人の望みや意見を聞き入れられる指導者としての資質、聴覚をコントロールし瞑想に集中できることを象徴していると言われる。
長く立派な鼻はいろいろな物事を識別する智慧を持っており、正しい取捨選択ができることの象徴とされる。

４本の腕には斧、象使いの杖、お菓子、縄などを持ち、残りの手は開いてる形が多い。額に三叉鉾、お腹に蛇を巻き、ねずみが足元に描かれることもある。

それぞれに以下のような意味があるとされる。

・斧「障害物をなくすために使われる。執着を断ち切る」
・縄「信者を最高の目標へと引き寄せる」
・お菓子「自分自身を理解すること。人生を楽しむこと」
・開いた手「神からの恩恵」
・アンクーシャ（杖）「自分を信じ、自分で指揮を執ることで自由になる」
・折れた牙「良いことを続け、悪いことを捨てる能力。集中する象徴」
・トリシューラ（三叉鉾）「過去、現在、未来。父神シヴァの象徴」

象頭、片方の牙が折れている理由は様々ある。
母のパールヴァティーが身体を洗って、その身体の汚れを集めて人形を作り命を吹き込んで自分の子供のガネーシャを生んだ。母の命令でガネーシャが入浴の見張りをすることになる。シヴァが帰還してくるがガネーシャは父と知らないため入室を拒んだ。シヴァは激怒し、ガネーシャの首を切り落として遠くへ投げ捨てた。
パールヴァティーに会い、それが自分の子供だと知ったシヴァは、投げ捨てたガネーシャの頭を探しに西に向かって旅に出かけるが、見つけることができなかった。そこで旅の最初に出会った象の首を切り落として持ち帰り、ガネーシャの頭として取り付け復活させたという説がある。

牙に関しては「文字を書けない者のかわりに口述筆記するため自ら右の牙を折り、その牙で執筆した」「斧で攻撃された際に牙で受け止めたために折れた」「籠で運ばれているときに振り落とされて頭から落ちて折れてしまった」などがある。

「現世利益に商学栄え　富を彩る大聖歓喜天」

【参考・引用】
wikpediaより
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3
エスニック雑貨「Lapis Lazuli」さまより
https://www.lala-fukuoka.jp/?mode=f8

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