妖怪97・姑獲鳥(うぶめ)

うぶめ、姑獲鳥、産女とも。

(前略)「懐妊死産して、死せる者、そのまま野捨てにすれば、胎内の子死せずして、野に生まるれば、母の魂魄、形に化して、子を抱き養ふて世歩くぞ、其の赤子の泣くを、産女なくといふなり。そのかたち、腰よりしもは血に浸って、力弱き也。」(後略)

「姑獲鳥の夏」(京極夏彦著)にて一躍有名に。
随筆・民俗資料に広く、また地方や文献によって様々に伝わるが一般的には難産で死んだ女の霊で、子を抱いてくれとせがむ。抱かせる理由にも「念仏を唱えたい」や「トイレにいきたい」など様々。説話では「今昔物語集」が初見。
子供をあずかった結果も「どんどん重くなり殺される」や「赤ん坊ではなく石や木葉だった」「大きな力を授かる」などある。特に最後の力は代々女子に受け継がれる「オボウヂカラ」になり、他の人がみると手足が4本あるようにみえるという。
姑獲鳥ともかくとおり、鳥とするところもあり茨城ではウバメドリとも。これは夜に子供の着物を干すとウバメドリが自分の子の着物だと思い自分の乳をしぼるが、これは毒だという。もともとこのウバメドリは中国の姑獲鳥(こかくちょう)のことらしく「慶長見聞集」などでは鬼神の一種であり人の命を奪うとある。毛を着ると鳥になり、脱ぐと女性になる。子供をうばって自分の子供にする習性がある。
九州ではウグメ、ウーメ、壱岐ではウンメドリ、三宅島ではオゴメなどとも呼ぶ。

エディションナンバーと直筆サインが入ります。
キャンバス・木枠、大きさ(SM:227mmx158mm)

¥ 3,500

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