妖怪537・蛇身鳥(静岡・掛川市)
妖怪537・蛇身鳥(静岡・掛川市)
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【妖怪説明】
静岡県掛川市、小夜の中山峠の話として知られる。
天平年間のこと、菊川の里に熊鷹平内という男が妻と、子は姉に月小夜、弟に八太郎と住んでいた。平内は殺生が好きで毎日狩りをして狐や鹿をとっていた。息子の八太郎はそれが嫌で何度もとめたが一向に相手にされなかった。
ある大雪の日、平内はまた狩りに出かけ黒い影を仕留め、近づいて獲物をみて驚いた。そこには血塗れの八太郎があった。殺生をとめるため命をかけての抗議であった。
平内は激しく後悔し、その後殺生を絶った。
八太郎が死に、母は身も心も虚となって気が狂い、ついには我が子の名を呼びながら菊川に飛び込んだ。それから、夜な夜な付近に、頭は鳥、体は蛇、両翼を持った怪鳥・蛇身鳥があらわれ鋭い嘴と足の爪で人々を害するようになった。
退治の命をうけた三位良政(さんみよしまさ)は家臣の橘主計助(たちばなかずえのすけ)とともに京都から派遣される。
里に入った三位良政は琴を奏でる月小夜をみて思い人となる。一方で怪鳥退治を考え慌ただしい日々を送る。ついには蛇身鳥を仕留め、京に戻るはずだが月小夜に心引かれずるずると先延ばしにした。それでも戻らねばならないため最後に形身として観世音を渡した。
良政を送り出してから寂しい日々が続いたが、ついには京の良政を訪ねた。それ以来、良政の正妻である萬壽前に気兼ねしながらそれでも嬉しい日々を送った。
ある夜、良政がふと目を覚ますと萬壽前の黒髪と月小夜の黒髪が蛇のように絡まり闘争をしていた。彼は背筋に冷水を浴びたようであった。
それからまもなく、彼は中山の里にお堂をたてて月小夜にあたえた。
観世音の像を本尊とし、これが久延寺のはじまりだという。
「小夜の中山 菊川の里 熊鷹一家の悲哀あり」
【参考資料】
『静岡県伝説昔話集』静岡県女子師範学校郷土研究会 編 83p 「小夜の中山久延寺の縁起」
『静岡県のむかしばなし 怪鳥やいばのきじ』清水達也 68p
『小夜中山復讐石言遺響』滝沢馬琴 著 [他]
『しずおか妖怪・奇談を訪ねて』静岡新聞出版部 40p
一部資料提供:猫化不来
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
#静岡 #掛川市 #小夜の中山 #蛇身鳥 #静岡と身延の妖怪展
静岡県掛川市、小夜の中山峠の話として知られる。
天平年間のこと、菊川の里に熊鷹平内という男が妻と、子は姉に月小夜、弟に八太郎と住んでいた。平内は殺生が好きで毎日狩りをして狐や鹿をとっていた。息子の八太郎はそれが嫌で何度もとめたが一向に相手にされなかった。
ある大雪の日、平内はまた狩りに出かけ黒い影を仕留め、近づいて獲物をみて驚いた。そこには血塗れの八太郎があった。殺生をとめるため命をかけての抗議であった。
平内は激しく後悔し、その後殺生を絶った。
八太郎が死に、母は身も心も虚となって気が狂い、ついには我が子の名を呼びながら菊川に飛び込んだ。それから、夜な夜な付近に、頭は鳥、体は蛇、両翼を持った怪鳥・蛇身鳥があらわれ鋭い嘴と足の爪で人々を害するようになった。
退治の命をうけた三位良政(さんみよしまさ)は家臣の橘主計助(たちばなかずえのすけ)とともに京都から派遣される。
里に入った三位良政は琴を奏でる月小夜をみて思い人となる。一方で怪鳥退治を考え慌ただしい日々を送る。ついには蛇身鳥を仕留め、京に戻るはずだが月小夜に心引かれずるずると先延ばしにした。それでも戻らねばならないため最後に形身として観世音を渡した。
良政を送り出してから寂しい日々が続いたが、ついには京の良政を訪ねた。それ以来、良政の正妻である萬壽前に気兼ねしながらそれでも嬉しい日々を送った。
ある夜、良政がふと目を覚ますと萬壽前の黒髪と月小夜の黒髪が蛇のように絡まり闘争をしていた。彼は背筋に冷水を浴びたようであった。
それからまもなく、彼は中山の里にお堂をたてて月小夜にあたえた。
観世音の像を本尊とし、これが久延寺のはじまりだという。
「小夜の中山 菊川の里 熊鷹一家の悲哀あり」
【参考資料】
『静岡県伝説昔話集』静岡県女子師範学校郷土研究会 編 83p 「小夜の中山久延寺の縁起」
『静岡県のむかしばなし 怪鳥やいばのきじ』清水達也 68p
『小夜中山復讐石言遺響』滝沢馬琴 著 [他]
『しずおか妖怪・奇談を訪ねて』静岡新聞出版部 40p
一部資料提供:猫化不来
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
#静岡 #掛川市 #小夜の中山 #蛇身鳥 #静岡と身延の妖怪展
モノプリント掛け軸紹介動画
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