妖怪440・ゴットラ(山梨・道志村)
妖怪440・ゴットラ(山梨・道志村)
¥5,500
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【妖怪説明】
山梨県南都留郡道志村に伝わる。
道志方言でガマガエルをゴットラと呼ぶ。冨士岳麓ではオーヒキ、秋山川筋ではゴトベイと呼ぶ。春先の産卵期になると群をなして森の中から川辺の湿地帯へのっしのっしとまかり出てくる。
明治初年(1868)の頃、室久保沢の的さまの近くにヌタノテイロという湿地帯があった。
(ヌタは濡れもぐるの意、テイロは平地の訛りとのこと)
西丹沢のヤマズミが若緑に芽吹こうとする黄昏に、一人の炭焼きが家路に急小刻みな足取りでヌタノテイロにさしかかった。するとこの湿原に数百匹もゴットラが群がり、なかに一際大きい箕くらいの大きさにも劣らない特大のゴットラが背中に無数のゴットラを乗せて戯れていた。
炭焼きが眺めた湿地一帯は、右に左に揺れうごめき、目頭をこする視界にゴットラの集団が作る怪異な運動に、背筋に冷や汗が水玉となって流れてゆくのが判った。炭焼きは我が家のトンボクチ(入口)まで逃げ帰ったが全く記憶がなく、2、3日は血の気を失せて物思いにふけっていたのだという。
「箕かと見まごう蛙が数百 ヌタノテイロに物思い」
【参考文献】
『日本怪異妖怪事典 中部』高橋郁丸・毛利恵太・怪作戦テラ 著
『道志炉辺談』(『あしなか』通巻47号)伊藤堅吉 14P
【GOTTORA】
It is handed down in Doshi Village, Minamitsuru County, Yamanashi Prefecture. Here the toad is called Gottra.
At the beginning of the Meiji era, there was a wetland called Nutanoteiro near Murokubozawa.
A charcoal burner was walking home in the evening. He saw hundreds of toads swarming around. Among them was a remarkably large toad with countless toads on its back. He managed to escape in a cold sweat, but he was pale for a few days.
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
#山梨 #ガマガエル #ゴットラ #道志村 #蛙 #カエル #日本怪異妖怪事典中部
山梨県南都留郡道志村に伝わる。
道志方言でガマガエルをゴットラと呼ぶ。冨士岳麓ではオーヒキ、秋山川筋ではゴトベイと呼ぶ。春先の産卵期になると群をなして森の中から川辺の湿地帯へのっしのっしとまかり出てくる。
明治初年(1868)の頃、室久保沢の的さまの近くにヌタノテイロという湿地帯があった。
(ヌタは濡れもぐるの意、テイロは平地の訛りとのこと)
西丹沢のヤマズミが若緑に芽吹こうとする黄昏に、一人の炭焼きが家路に急小刻みな足取りでヌタノテイロにさしかかった。するとこの湿原に数百匹もゴットラが群がり、なかに一際大きい箕くらいの大きさにも劣らない特大のゴットラが背中に無数のゴットラを乗せて戯れていた。
炭焼きが眺めた湿地一帯は、右に左に揺れうごめき、目頭をこする視界にゴットラの集団が作る怪異な運動に、背筋に冷や汗が水玉となって流れてゆくのが判った。炭焼きは我が家のトンボクチ(入口)まで逃げ帰ったが全く記憶がなく、2、3日は血の気を失せて物思いにふけっていたのだという。
「箕かと見まごう蛙が数百 ヌタノテイロに物思い」
【参考文献】
『日本怪異妖怪事典 中部』高橋郁丸・毛利恵太・怪作戦テラ 著
『道志炉辺談』(『あしなか』通巻47号)伊藤堅吉 14P
【GOTTORA】
It is handed down in Doshi Village, Minamitsuru County, Yamanashi Prefecture. Here the toad is called Gottra.
At the beginning of the Meiji era, there was a wetland called Nutanoteiro near Murokubozawa.
A charcoal burner was walking home in the evening. He saw hundreds of toads swarming around. Among them was a remarkably large toad with countless toads on its back. He managed to escape in a cold sweat, but he was pale for a few days.
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
#山梨 #ガマガエル #ゴットラ #道志村 #蛙 #カエル #日本怪異妖怪事典中部
モノプリント掛け軸紹介動画
別途ギフトラッピング承ります。
山梨の「妖怪274・大手の裸坊主(山梨・都留市)」もあわせてどうぞ!
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