妖怪515・白にゅうどう(静岡・西伊豆町)
妖怪515・白にゅうどう(静岡・西伊豆町)
¥5,500
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【妖怪説明】
静岡県の仁科の堀坂(西伊豆町)に伝わる。
堀坂ではどの家も蚕を飼っていて、山には桑の木を飢えていた。働き者で気の優しいお福というおばあさんが、山で桑をつんだ帰り道で休んでいると「ウキャン ウキャン」と動物の泣き声が聞こえてくる。気になったので草をかきわけていくと、山芋を掘った穴の中に子ぎつねが目を光らせてもがいてる。お福ばあさんは穴へ手をのばし助けてやると子ぎつねはうれしそうに杉林に消えていった。
それから4、5年後、村人が桑の葉をつみにいくと荒らされており、畑の真ん中には3本の太い筋と獣の足跡がつづいていた。
その頃、八兵衛という人が荷物を馬に乗せ大田子に続く山道で暗くなったころ「お福やーい。お福やーい」と呼ぶ声をきき、白い影が横切ったのをみて驚く、ということがあった。
お福ばあさんは村人が止めるのも聞かず、山へ入るとやはり「お福やーい。お福やーい」と呼ぶ声を聞いた。
たちまち噂になり、十兵衛じいさんが正体をつきとめようと鉄砲をもち、化け物がしたっていると思われるお福ばあさんをむりにさそって山小屋へ出かけていった。
だんだん暗くなり、小屋の中からじっと目を凝らして外をみていると、毛の深い真っ白なきつねが山から小屋みがけておりてきた。目はキラキラ輝き、尾は3つにわかれ、ビューンビューンと音を立てて尾を振りながら小屋にとびかかろうとしてくる。
十兵衛じいさんが鉄砲をかまえると、ものすごい勢いで小屋がまわり出した。
お福ばあさんが「助けてくれ〜!」と悲鳴をあげると、小屋はぴたりと止まった。
二人がおそるおそる外に出てみると、白いきつねが立っている。
きつねはお福ばあさんをなつかしそうに見つめ「ウキャ〜ン」と大きく吠えると山奥へとかけていった。
それからこのきつねを見たものはおらず、いつからからこのきつねを「白にゅうどう」と呼ぶようになったという。
「お福の恩は忘れず育つ 桑の葉つまんで小屋まわす」
【参考資料】
『南国伊豆の昔話』下田青年会議所 120p
資料提供:猫屋敷
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
#静岡 #西伊豆町 #狐 #白狐 #キツネ #静岡と身延の妖怪展
静岡県の仁科の堀坂(西伊豆町)に伝わる。
堀坂ではどの家も蚕を飼っていて、山には桑の木を飢えていた。働き者で気の優しいお福というおばあさんが、山で桑をつんだ帰り道で休んでいると「ウキャン ウキャン」と動物の泣き声が聞こえてくる。気になったので草をかきわけていくと、山芋を掘った穴の中に子ぎつねが目を光らせてもがいてる。お福ばあさんは穴へ手をのばし助けてやると子ぎつねはうれしそうに杉林に消えていった。
それから4、5年後、村人が桑の葉をつみにいくと荒らされており、畑の真ん中には3本の太い筋と獣の足跡がつづいていた。
その頃、八兵衛という人が荷物を馬に乗せ大田子に続く山道で暗くなったころ「お福やーい。お福やーい」と呼ぶ声をきき、白い影が横切ったのをみて驚く、ということがあった。
お福ばあさんは村人が止めるのも聞かず、山へ入るとやはり「お福やーい。お福やーい」と呼ぶ声を聞いた。
たちまち噂になり、十兵衛じいさんが正体をつきとめようと鉄砲をもち、化け物がしたっていると思われるお福ばあさんをむりにさそって山小屋へ出かけていった。
だんだん暗くなり、小屋の中からじっと目を凝らして外をみていると、毛の深い真っ白なきつねが山から小屋みがけておりてきた。目はキラキラ輝き、尾は3つにわかれ、ビューンビューンと音を立てて尾を振りながら小屋にとびかかろうとしてくる。
十兵衛じいさんが鉄砲をかまえると、ものすごい勢いで小屋がまわり出した。
お福ばあさんが「助けてくれ〜!」と悲鳴をあげると、小屋はぴたりと止まった。
二人がおそるおそる外に出てみると、白いきつねが立っている。
きつねはお福ばあさんをなつかしそうに見つめ「ウキャ〜ン」と大きく吠えると山奥へとかけていった。
それからこのきつねを見たものはおらず、いつからからこのきつねを「白にゅうどう」と呼ぶようになったという。
「お福の恩は忘れず育つ 桑の葉つまんで小屋まわす」
【参考資料】
『南国伊豆の昔話』下田青年会議所 120p
資料提供:猫屋敷
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
#静岡 #西伊豆町 #狐 #白狐 #キツネ #静岡と身延の妖怪展
モノプリント掛け軸紹介動画
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