妖怪562・五駄鱈(宮城・本吉郡南三陸町)
妖怪562・五駄鱈(宮城・本吉郡南三陸町)
¥5,500
なら 手数料無料の 翌月払いでOK
【妖怪説明】
ごんだら・ごだんだら。宮城県気仙沼市五駄鱈の地名由来で本吉郡南三陸町戸倉に伝わる。
むかし、川の上に身分のある血筋といわれる絶世のお姫様がいた。年頃になりますます美しくなったが日増しに弱っていくようでもあった。乳母が心配し姫の部屋へ行くと縁側がぐっしょり濡れている。その後もたびたび濡れており、しかも部屋から話し声も聞こえくる。乳母がかくれて様子をみていると姫の部屋へしのんでくる男がいる。
乳母は姫に言った「こんど若衆がしのんできたら、袴の裾に針を三本縫いつけておきなされ」
姫は言われたとおおりに縫い付けると、空がにわかに曇り天地雷鳴し大嵐になった。若衆は苦しみ、水かさの増した川へ走り身を投げてしまった。
それから若衆はあらわれなくなったが、姫も若衆のことを想ってかふさぎこむようになった。
ある日、沖に見慣れない一そうの軍船があらわれて浜へ浜へと走ってきた。
見ればあの若衆が舳先で舵取りをしている。姫はそれに気づくと浜へ走っていき白い腕で水をかきながら海の底に沈んでしまった。
海が姫を飲み込むと、黒い軍船もぺかっと姿を消した。
姫が沈んだあたりの海の底深くに白く大きな岩があらわれ、漁師たちは「姫こ岩」と呼ぶようになった。
あの若衆はタラの化身だったようで、袴に縫い付けられた三本の針の毒が周り川をのたうちまわって死んだという。それからこの川を「毒川」と呼んだが、あまりにおもい伊達政宗公が「思い川」と変えたという。
タラは川を流れ松岩までいき、それは大きなタラで馬に積むと五頭分もあったので流れついたところを「五駄鱈」と呼ぶようになった。
姫の命日に家来のタラたちが岩のあたりへ集まるので年に一度はこのあたりでタラの大漁があるという。
「重いゴンダラ試練の道よ 黒船引き連れ心中す」
【参考文献】
せんだいメディアテークホームページ【レポート】ラウンジ展「民話 声の図書室 ー民話の深い森に分け入ってー」【後編】第4話「姫こ岩」https://www.smt.jp/projects/minwa/2014/03/post-2.html
『郷土の伝承』(第二輯)/宮城県教育会 編 99p
『郷土の伝承』(第三輯)/宮城県教育会 編 89p
『日本怪異妖怪事典 東北』寺西政洋,佐々木剛一,佐藤卓,戦狐 著
【OOTENOSIROKETSU -White ass in Oote-】
Introduced to Tome Town, Miyagi Prefecture. The monster emerged from under the bridge. The monster came out with a white ass. However, the true identity was a pervert who liked to imitate youkai and surprise people.
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
#東北 #宮城 #宮城の妖怪展2024 #壽丸屋敷 #本吉郡 #三陸町 #五駄鱈
ごんだら・ごだんだら。宮城県気仙沼市五駄鱈の地名由来で本吉郡南三陸町戸倉に伝わる。
むかし、川の上に身分のある血筋といわれる絶世のお姫様がいた。年頃になりますます美しくなったが日増しに弱っていくようでもあった。乳母が心配し姫の部屋へ行くと縁側がぐっしょり濡れている。その後もたびたび濡れており、しかも部屋から話し声も聞こえくる。乳母がかくれて様子をみていると姫の部屋へしのんでくる男がいる。
乳母は姫に言った「こんど若衆がしのんできたら、袴の裾に針を三本縫いつけておきなされ」
姫は言われたとおおりに縫い付けると、空がにわかに曇り天地雷鳴し大嵐になった。若衆は苦しみ、水かさの増した川へ走り身を投げてしまった。
それから若衆はあらわれなくなったが、姫も若衆のことを想ってかふさぎこむようになった。
ある日、沖に見慣れない一そうの軍船があらわれて浜へ浜へと走ってきた。
見ればあの若衆が舳先で舵取りをしている。姫はそれに気づくと浜へ走っていき白い腕で水をかきながら海の底に沈んでしまった。
海が姫を飲み込むと、黒い軍船もぺかっと姿を消した。
姫が沈んだあたりの海の底深くに白く大きな岩があらわれ、漁師たちは「姫こ岩」と呼ぶようになった。
あの若衆はタラの化身だったようで、袴に縫い付けられた三本の針の毒が周り川をのたうちまわって死んだという。それからこの川を「毒川」と呼んだが、あまりにおもい伊達政宗公が「思い川」と変えたという。
タラは川を流れ松岩までいき、それは大きなタラで馬に積むと五頭分もあったので流れついたところを「五駄鱈」と呼ぶようになった。
姫の命日に家来のタラたちが岩のあたりへ集まるので年に一度はこのあたりでタラの大漁があるという。
「重いゴンダラ試練の道よ 黒船引き連れ心中す」
【参考文献】
せんだいメディアテークホームページ【レポート】ラウンジ展「民話 声の図書室 ー民話の深い森に分け入ってー」【後編】第4話「姫こ岩」https://www.smt.jp/projects/minwa/2014/03/post-2.html
『郷土の伝承』(第二輯)/宮城県教育会 編 99p
『郷土の伝承』(第三輯)/宮城県教育会 編 89p
『日本怪異妖怪事典 東北』寺西政洋,佐々木剛一,佐藤卓,戦狐 著
【OOTENOSIROKETSU -White ass in Oote-】
Introduced to Tome Town, Miyagi Prefecture. The monster emerged from under the bridge. The monster came out with a white ass. However, the true identity was a pervert who liked to imitate youkai and surprise people.
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
#東北 #宮城 #宮城の妖怪展2024 #壽丸屋敷 #本吉郡 #三陸町 #五駄鱈
モノプリント掛け軸紹介動画
別途ギフトラッピング承ります。
※この商品は、最短で1月22日(水)にお届けします(お届け先によって、最短到着日に数日追加される場合があります)。
※こちらの価格には消費税が含まれています。
※別途送料がかかります。送料を確認する
※¥10,000以上のご注文で国内送料が無料になります。