妖怪567・おぼさりでえ(宮城・大崎市)
妖怪567・おぼさりでえ(宮城・大崎市)
¥5,500
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【妖怪説明】
宮城県志田郡三本木町(現・大崎市)で語られたもの。
ある小さな村で夕方暗くなると「おぼさりでえ おぼさりで」
と叫んで歩く声が聞こえるので村人は夜は早く戸をしめて家の中にいた。
毎晩続くので勇気のある若者が「こんなに毎晩叫んで歩くんだもの、おれがおぶってやっから」と家の者が止めるのも聞かず門口で待っていた。
するとやはり化け物がやってきたので、「んで、おれ、おぶってけっから、なんじょにおぶさってのや」と聞くと化け物は「逆さにおぶさってえ」という。
「ああ、そうが。んで、おぶってけっから」と持ってきた帯で逆さにおぶった。
初めはあまり重くなかったが、山の方に行くにつれて重くなってきた。
しばらくすると、足のほうにお化けが息をハアーハアーとかけるので流石に後悔しながら山奥の荒れ寺まできた。背中のおぼさりでえは「ああ、ここでいい」というのでおろして逃げるように帰ろうとするが、若者の袖をみっしりつかんで
「これこれ、逃げっことねえ。おれは化け物でね。若えときからいっしょうけんめい働いて、銭、どっさりためた。んだげども、子供も孫もねし、身寄りもねえし。誰さか気持ちのいい親切な人さけでと思って、毎晩毎晩、おぼさりでえ、おぼさりでと、歩いた。んだけっども、誰もおれどごさおぶさってける人いねくて、やっとあんださ会った。んだから、おれ、今までこのあれ寺さかくした銭みながらけでやっから、こいづであんだ好きなように使え」
という。
若者は化け物に食われたのではと心配していた家の人のところに銭をもらったと喜んで帰った。
そして、それから若者とおぼさりでえの化け物とふたりで仲良く暮らした。
「逆さに背負わせ銭こへ導き 化物と二人で大団円」
【参考文献】
『民話の手帖 冬 NO.38』日本民話の会 編集 88P
【OOTENOSIROKETSU -White ass in Oote-】
Introduced to Tome Town, Miyagi Prefecture. The monster emerged from under the bridge. The monster came out with a white ass. However, the true identity was a pervert who liked to imitate youkai and surprise people.
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
#東北 #宮城 #宮城の妖怪展2024 #壽丸屋敷 #大崎 #おぼさりでえ
宮城県志田郡三本木町(現・大崎市)で語られたもの。
ある小さな村で夕方暗くなると「おぼさりでえ おぼさりで」
と叫んで歩く声が聞こえるので村人は夜は早く戸をしめて家の中にいた。
毎晩続くので勇気のある若者が「こんなに毎晩叫んで歩くんだもの、おれがおぶってやっから」と家の者が止めるのも聞かず門口で待っていた。
するとやはり化け物がやってきたので、「んで、おれ、おぶってけっから、なんじょにおぶさってのや」と聞くと化け物は「逆さにおぶさってえ」という。
「ああ、そうが。んで、おぶってけっから」と持ってきた帯で逆さにおぶった。
初めはあまり重くなかったが、山の方に行くにつれて重くなってきた。
しばらくすると、足のほうにお化けが息をハアーハアーとかけるので流石に後悔しながら山奥の荒れ寺まできた。背中のおぼさりでえは「ああ、ここでいい」というのでおろして逃げるように帰ろうとするが、若者の袖をみっしりつかんで
「これこれ、逃げっことねえ。おれは化け物でね。若えときからいっしょうけんめい働いて、銭、どっさりためた。んだげども、子供も孫もねし、身寄りもねえし。誰さか気持ちのいい親切な人さけでと思って、毎晩毎晩、おぼさりでえ、おぼさりでと、歩いた。んだけっども、誰もおれどごさおぶさってける人いねくて、やっとあんださ会った。んだから、おれ、今までこのあれ寺さかくした銭みながらけでやっから、こいづであんだ好きなように使え」
という。
若者は化け物に食われたのではと心配していた家の人のところに銭をもらったと喜んで帰った。
そして、それから若者とおぼさりでえの化け物とふたりで仲良く暮らした。
「逆さに背負わせ銭こへ導き 化物と二人で大団円」
【参考文献】
『民話の手帖 冬 NO.38』日本民話の会 編集 88P
【OOTENOSIROKETSU -White ass in Oote-】
Introduced to Tome Town, Miyagi Prefecture. The monster emerged from under the bridge. The monster came out with a white ass. However, the true identity was a pervert who liked to imitate youkai and surprise people.
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
#東北 #宮城 #宮城の妖怪展2024 #壽丸屋敷 #大崎 #おぼさりでえ
モノプリント掛け軸紹介動画
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