【妖怪説明】
山梨県上野原市に伝わる。

安産のご利益があることで知られる安産禅師の伝説のひとつ。

扇山の中腹に寺屋敷があり、徳川時代の頃ここに一人の僧が留まっていた。
日頃いろいろと予言をしそれが的中するので村人はこの僧をたいへん尊敬するようになり、ついには寺の住職に推戴し、その名を安山上人と呼んだ。
その後、上人は他の僧侶たちの首領となり徳川幕府を倒す陰謀を図ったが、幕府に気づかれ討手が差し向けられた。
これを村人から聞いた上人は驚きのあまり障子を蹴破って外に飛び出し、てにしていた金剛杖を投げ捨てた。
そのときの小路の破片が犬目部落の寺の屋根に落ちたのでこの寺を放障寺(宝勝寺)と改名され、金剛杖の落ちた大沢部落の寺は金剛寺と名付けられた。

上人は長年住み慣れた寺に火をつけ一首よんだ。
「朝日さす　名月輝く松の根に　小判千両　つぼにある」
この松は現在も寺邸跡に残っており、この小判目当てで松の根元を掘ったものもいたらしい。

そして、ふもとへ逃げる暇がなかったので弟子一人を伴い富士山まで一またぎに飛び越えて行き、富士山麓の穴に住み、のちに天に昇って星になり、天から下界を見守っているという。

【参考文献】
『上野原町誌 下』上野原町誌編纂委員会 878p

【商品説明】
直筆サインが入った１点ものの掛け軸です。
表装（絵柄）以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。（画像はサンプルです）
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm

【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531

【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm

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