【妖怪説明】
山梨県富士吉田市上暮地で語られたもの。
大正２年生まれの話者が11歳の時(1924頃)の話。

東京都八王子中野から従兄弟の所へ仕事にきた女性が骨と皮だけのように痩せており、食べてもすぐにトイレに行くようで、だんだん悪くなっていった。
その女性が小学校６年生のこと、八王子の本郷橋を渡ると川原を光る玉がコロコロあるのをみて気持ち悪くなって石をぶつけたところいなくなった。それからいくら食べても太らず痩せるようになった。
卒業して従兄弟のところへ来てからも太れないので七面さんのオウカガイをしてくれるお婆さんに見せた所「クダ狐かもしれないよ」という。クダ狐は血管に狐が入るという。

食べ過ぎたあとはちっとも食わなくなったりするので聞くと「油揚げのご飯が食べたい食べたい」というので、もうよくならないかもしれないと与えるだけ与えた。
死ぬときには肩を食い破るとされ、本当に穴が空いていたという。

「油揚げ飯も最期になるか 肩に穴して喰い破る」

【参考文献】
『上暮地の民俗 : 富士吉田市上暮地 (市史民俗調査報告書 ; 第5集)』富士吉田市教育委員会市史編さん室 編 212p

【商品説明】
直筆サインが入った１点ものの掛け軸です。
表装（絵柄）以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。（画像はサンプルです）
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm

【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531

【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm

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