【妖怪説明】
山梨県上野原市秋山に伝わる。

安寺沢部落ではドウドウメキの淵には龍神が住んでおり、怒らせると雨を降らすと言い伝えられてきた。
ある年の夏、日照りがいく日も続いたので畑の作物が枯れそうになってしまった。若者達が困って空をみあげて相談していると、木のかげで休んでいた老人が淵のほうを指さして、ドウドウメキの龍神さまを怒らせて雨を降らせてもらってはどうか、という。
一度も龍神さまを怒らせたことがないので若者達は不安だったが、老人は、初めてだからそう怒ることもないだろう、というので話がまとまり、部落中から石やゴミを集めることとなった。

次の朝、淵のまわりに石やゴミをおき、びくびくしながらお祈りしたあと老人の合図で山ほどあった石やゴミを投げ入れて、急いで向かいの山の上へ逃げ登り、２,3人ずつかたまって葉っぱのかげからじっと見ていた。

しばらくすると淵の水面がブクブクしだし、底いいた龍神は目を真っ赤にして怒り出し頭をぐっとのばして、すごい水しぶきをあたりにちらすと龍が岳をくねくね登ると天へ上っていってしまった。
この雨乞いの日からどれくらい降ったかわからないが、かなりのおしめりがあり作物は枯れずにすんだという。
皆が震えながら見ていた場所を蛇場見といい、今は山林になっている。

「作高なければ神をも使う 龍の怒りも人次第」

【参考文献】
『秋山文化協会版・秋山の民話』秋山村教育委員会発行

【商品説明】
直筆サインが入った１点ものの掛け軸です。
表装（絵柄）以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。（画像はサンプルです）
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm

【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531

【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm

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