【妖怪説明】
神奈川県相模原市緑区相模湖地域に伝わる。
狐にまつわる変化のうちのひとつ。大蛇堂命名。

寒い寒いある晩に山小屋へ一人の女が訪ねてきた。炉辺であたたまっていると女はいい心持ちで居眠りをして無作法にも陰部を出しているとそこへ小さな虫が飛んできた。すると陰部と思っていたところが突然口を開いてその虫を食ってしまった。これをみていた小屋の主人は薪で「コン畜生」となぐりつけると狐の姿を表して逃げてしまったそうだ。

狐がコンコンなくのは喜び、ギャアギャアなくのは火の用心をしろと言われている。
人を騙すときは、小便を酒に、ミミズをうどんに、馬糞を牡丹餅とし、野中の糞溜を風呂とする。狐が女に化けるときは二疋でやり、陰部は一疋の狐の口なので、交わると男根に歯の跡がつく。

夜中に提灯を灯して歩く際に右手に掲げていると油断したすきに蝋燭をとられるため左手に持つと良い。油揚げ・魚類などを夜に持ち歩くには狐は硫黄を嫌うため附け木を添えておく。
狐に騙されるときはぼんのくぼが寒くなり辺りが暗くなって人声などもわからなくなる。そのときは落ち着いて小便したり煙草を吸うとよい。

※附け木(火を他の物に移すためのもので、薄片の木に硫黄を塗り付けたもの)

「炉辺で寝込む化生の女 下の口から虫も食べ」

【参考文献】
『相州内郷村話』鈴木重光 25p

【商品説明】
直筆サインが入った１点ものの掛け軸です。
表装（絵柄）以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。（画像はサンプルです）
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm

【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531

【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm

＃神奈川 #相模原 #狐 相模湖 #相模原の妖怪展