妖怪730・天狗の独楽(静岡・伊豆の国市)

妖怪730・天狗の独楽(静岡・伊豆の国市)

妖怪730・天狗の独楽(静岡・伊豆の国市)
¥5,500
【妖怪説明】
静岡県伊豆の国市に伝わる。

奈古谷の国清寺に一兆という小坊主がいた。
なかなかのいたずらっ子で、ひまさえあれば寺門前にこどもを集めて独楽まわしをしていた。これが中々の巧者で一度も負けたことがないという腕前であった。

ある晩、一兆が厠から出て長廊下を歩いているとふいに大きな羽ばたきの音がして、ひくい声がおしつけるように「こぞう、こっちへこい」と聞こえ、一兆の体がふわりと空へもちあがった。
驚いて首を亀の子のようにちぢめているうちに、気がつつくと広い野っぱらのようなところに下ろされた。あたりは真っ暗でなにも見えないが、がやがやと大勢の人がいるようだ。
その中からいきなり大きな声がどなった。
「これ、こぞう、てんぐになれ」
「てんぐになれ」
「こぞう、てんぐにしてくりょう」
一兆はぶるぶるっとふるえ
「いやじゃ、いやじゃ、てんぐはきらいじゃ」
すると、一度にどおっと天狗笑いがどよめいた
「いやでも天狗にしてくれようず」
「てんぐになるのじゃ」

一兆ははてどうしようと、ふところに手をやると独楽がある。
「そんならよっしゃ、こま廻しをして勝負をしよう、わしがまけたら、てんぐになってもええに」
「よっしゃ」と天狗の中のひとりが真っ暗闇の中で独楽を廻して投げた音がしたので
一兆は夢中で懐から独楽を取り出しなげた。次々に天狗の独楽を倒していくと、負けた天狗がてんでに自分の負けごまを一兆のふところにねじこんでくる。
一兆のふところは天狗のこまではちきれそうになった。
一兆は勝ち続けへとへとにくたびれて、やれやれと土の上にすわりこんだ。

「あっはっはっはっは。みごとにこぞうに、してやられたぞ」
天狗笑いがどっとどよめいたかと思うと、大鳥が一度に飛び立つような羽ばたきとともに天狗たちはいなくなった。

夜が明け始め、和尚さんや村人たちがやってくる。
一兆がきがついてみると、懐の中に押し込まれていた天狗の独楽は、いつのまにか椎茸になってしまっていた。


「一兆まわして一晩こえて 術が溶ければ椎茸へ」

【参考資料】
『【新版】日本の民話4伊豆の民話』岸なみ 編 26p

【】

【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm

【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531

【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm

#静岡 #静岡の妖怪展2026

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