妖怪754・どうづき山の怪物(静岡・静岡市)

妖怪754・どうづき山の怪物(静岡・静岡市)

妖怪754・どうづき山の怪物(静岡・静岡市)
¥5,500
【妖怪説明】
静岡県安倍郡美和村(現・静岡市葵区)に伝わる。

いせいがよくほらふきの長四郎という男がいた。
毎日、山に入ってけものや木を切って暮らしていたが、村の衆がめったにいかないあぶない山でも平気ではいりこんでいた。
何人も帰ってこない人のでた、おぼねの雑木林に入って仕事をし、がけっぷちの岩に腰をかけてにぎりめしをほうばっていると腰のあたりを何かがつつく。ぞっとしながらも山刀でなぎはらうと「ぎゃおっ」っとちいさな猿が崖下へ落ちていった。
しかし、そのあとどうも気になる音が林の奥から聞こえて来る。不穏に感じ、あわてて山をおりると、日があるうちに帰ってきた長四郎をみて村人が話しかけた。
長四郎は少しばかり困ったが「ばかでかいけものが襲ってきたが返り討ちにした」と大ぼらをふいた。
あくる日、村の衆に威勢のいいことを行った手前、また昨日と同じところへいくと今度は一際大きな音をたててものすごく大きなサルのような怪物が現れた。背は長四郎の倍ほどもあり、全身に針のような毛が逆立ち、眼は燃えるように光っている。
長四郎は鉄砲を構えるが、怪力によって奪い取られてしまう。あわてて山小屋にかけこみあげ戸をおろすと、怪物は小屋のあちこちをどんどんと外からたたいてきた。
そのうち、あげ戸がやぶれて、毛だらけの太い腕がぬーっとのびて長四郎の首筋を捕まえた。長四郎はずるずるとあげ戸のほうにひきずられていく。
長四郎は無我夢中で腰の山刀をぬき、あげ戸の隙間からありったけの力で突き出した
「ぎゃおーっ」こまくがさけそうな叫びがおこった。山刀は怪物の横っ腹をつきさし、怪物はどどどどっと地響きをたててどこかへ走り去っていった。
小屋の中で長四郎はおそろしさに座り込み、しばらくぽーっとしていた。夕闇がせまってきたころ、やっとわれにかえり、よろよろと家にたどりつきどっと床についてそれから起き上がる事ができなくなってしまった。
それからこのあたりを、どうづき山と呼ぶようになったという。

「虚勢がめぐるは長四郎 窮地に一生胴をつき」

【参考資料】
『あしたかのほら貝』清水達也 108p「どうづき山」
資料提供・猫化不来 氏

【】

【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm

【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531

【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm

#静岡 #静岡の妖怪展2026

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