妖怪212・イズナ様ver3(宮城・気仙沼)
妖怪212・イズナ様ver3(宮城・気仙沼)
¥5,500
なら 手数料無料の 翌月払いでOK
【妖怪説明】
宮城県気仙沼に伝わる。
ある百姓が道端で頭の無い雉が落ちているのを見つけた。これは良いご馳走が手に入ったと喜んで持ち帰ると、そこに白い狐のイズナ様が赤い狐の背に乗ってやってきた。するとイズナ様は雉がいないことに腹を立てて腹いせに乗っていた赤い狐の頭を切り落とした。
その日の夜、イズナ様は百姓の家で馬道具を切り刻んだり土蔵の格子を破ったり屋根の萱を抜いたりと散々に暴れまわった。百姓はこれを退治しようとメヌケ(魚の一種)の胴体に火薬を詰めて吊るしておいたが、頭と尾だけ食われた。
「腹に仕込んだメヌケの罠も 白狐の喰い気にゃ勝てはせぬ」
【考察】
ストーリーの面白さもさることながら、名前が「イズナ様」、白狐、狐に乗っている、など特徴満載です。
飯縄信仰の発祥地は長野県の飯縄(飯綱)山とされています。
本地仏は地蔵菩薩もしくは勝軍地蔵菩薩であるといわれ、勝利をもたらすと信じられました。戦国時代に武田信玄は「飯縄法次第」を身につけ飯縄山に祈願していたそうです。
また、敵である上杉謙信も信奉者であり飯縄明神の前立をつけた兜を使用していました。
高尾山薬王院でも飯縄権現は一山の護法神であり、不動明王や迦楼羅天、聖天、荼枳尼天、宇賀弁財天の五神仏が合体した姿とされています。
さらに千葉県の飯綱寺の本尊、飯綱大権現の頭頂には白蛇がおりこれは宇賀弁財天を表しているとか。
「宇賀」とは弁財天の本地が天にあるときは虚空蔵(蛇の宇賀神王)で、地にあるときは地蔵(狐の稲荷大明神)であり、虚空蔵菩薩の垂迹であると「渓嵐拾葉集」にあります。
飯綱権現はもとは鳥頭人身に翼をもった白狐にのる天狗なので、宮城のイズナ様はそこから派生したうえで、「地蔵=狐の稲荷大明神」と合わさり、さらに土地の風俗とあわさって生まれた妖怪なのかもしれませんね。
【参考文献】
『漁村』53巻8号「モノバナシの伝承」川島秀一
引用:宮城妖怪事典(仮)より
http://blog.livedoor.jp/miyagiyokai/archives/16606943.html
『怪と幽 vol.5』「飯縄権現は妖怪か神仏か?」-文・多田克己-
【IZUNA-SAMA -Legendary white fox-】
Legend of Kesennuma, Miyagi Prefecture.
A farmer finds a headless pheasant on the roadside. This was a good treat and I was glad to bring it back, and there Izuna, a white fox, came on a red fox. Then Izna cut off the head of the red fox, who was angry at the absence of the pheasant.
That night, Izna went wild in a farmer's house. The peasant decided to exterminate and prepared a trap with gunpowder packed in the body of the fish. But only the head and tail were eaten.
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
#イズナ様 #宮城 #宮城県 #宮城の妖怪 #狐
宮城県気仙沼に伝わる。
ある百姓が道端で頭の無い雉が落ちているのを見つけた。これは良いご馳走が手に入ったと喜んで持ち帰ると、そこに白い狐のイズナ様が赤い狐の背に乗ってやってきた。するとイズナ様は雉がいないことに腹を立てて腹いせに乗っていた赤い狐の頭を切り落とした。
その日の夜、イズナ様は百姓の家で馬道具を切り刻んだり土蔵の格子を破ったり屋根の萱を抜いたりと散々に暴れまわった。百姓はこれを退治しようとメヌケ(魚の一種)の胴体に火薬を詰めて吊るしておいたが、頭と尾だけ食われた。
「腹に仕込んだメヌケの罠も 白狐の喰い気にゃ勝てはせぬ」
【考察】
ストーリーの面白さもさることながら、名前が「イズナ様」、白狐、狐に乗っている、など特徴満載です。
飯縄信仰の発祥地は長野県の飯縄(飯綱)山とされています。
本地仏は地蔵菩薩もしくは勝軍地蔵菩薩であるといわれ、勝利をもたらすと信じられました。戦国時代に武田信玄は「飯縄法次第」を身につけ飯縄山に祈願していたそうです。
また、敵である上杉謙信も信奉者であり飯縄明神の前立をつけた兜を使用していました。
高尾山薬王院でも飯縄権現は一山の護法神であり、不動明王や迦楼羅天、聖天、荼枳尼天、宇賀弁財天の五神仏が合体した姿とされています。
さらに千葉県の飯綱寺の本尊、飯綱大権現の頭頂には白蛇がおりこれは宇賀弁財天を表しているとか。
「宇賀」とは弁財天の本地が天にあるときは虚空蔵(蛇の宇賀神王)で、地にあるときは地蔵(狐の稲荷大明神)であり、虚空蔵菩薩の垂迹であると「渓嵐拾葉集」にあります。
飯綱権現はもとは鳥頭人身に翼をもった白狐にのる天狗なので、宮城のイズナ様はそこから派生したうえで、「地蔵=狐の稲荷大明神」と合わさり、さらに土地の風俗とあわさって生まれた妖怪なのかもしれませんね。
【参考文献】
『漁村』53巻8号「モノバナシの伝承」川島秀一
引用:宮城妖怪事典(仮)より
http://blog.livedoor.jp/miyagiyokai/archives/16606943.html
『怪と幽 vol.5』「飯縄権現は妖怪か神仏か?」-文・多田克己-
【IZUNA-SAMA -Legendary white fox-】
Legend of Kesennuma, Miyagi Prefecture.
A farmer finds a headless pheasant on the roadside. This was a good treat and I was glad to bring it back, and there Izuna, a white fox, came on a red fox. Then Izna cut off the head of the red fox, who was angry at the absence of the pheasant.
That night, Izna went wild in a farmer's house. The peasant decided to exterminate and prepared a trap with gunpowder packed in the body of the fish. But only the head and tail were eaten.
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
#イズナ様 #宮城 #宮城県 #宮城の妖怪 #狐
モノプリント掛け軸紹介動画
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