味噌舐め居候狐

【妖怪説明】
小渕澤村に伝わる。

高野区宮澤某家に杉の古木がたくさん繁っており、巣にしてたくさんの狐が住んでいた。
或年、流行病でひどく苦しんだため易をみてもらうと、この古木の狐の仕業だとわかった。そこで早々に木を刈ると狐がでてきて
「この家を追われて出ていくところは岩窪の某家以外にはない。けれどもその家はこの家より味噌が不味いからこまる」という。

土蔵の味噌を調べてみるとずいぶん減っていた。また、狐の毛がたくさん抜けており寝て休んだらしい様子だった。それまでは風呂をたてると、見知らぬ人が湯をかりにきてひどく水音を建てて湯を方々にとばせるような使い方をしていたが、木を刈ってからこなくなったため、それも狐だったかも知れぬと言われている。

話中に固有名詞がないため便宜的に味噌舐め狐と呼称する。

「流行病と古木の狐 味噌を舐めては文句たれ」

【参考文献】
『郷土研究第二韓 第一冊 口碑傳説集』北巨摩郡教育會 郷土研究部 「四、狐」より

【商品説明】
直筆サインが入った１点ものの掛け軸です。
表装（絵柄）以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。（画像はサンプルです）
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm

【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531

【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm

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