8月末まで宮城県仙台市グリーンプラザで開催の「あなたの身近にも実はいるかも・・・宮城の妖怪展」に出展しているものの色違いです。


【妖怪説明】
宮城県気仙沼市に伝わる。

昔、儀八郎という男がおり、母親の「おさん」は物静かな人だったが、ある時から急に好まなかった魚を食べたり、猫のように踊ったりするようになった。ちょうどその頃、近所では鶏が盗まれるという事件が起きるようになった。

ある時、一人の六部が旅の道中でこのあたりの杉並木を通った際、頭上から謎の怪物に襲われた。六部は咄嗟に仕込み杖でこれを撃退し、怪物は逃げ去った。
その晩、六部は宿を求めて一軒の家にたどり着いた。そこは儀八郎の家であり、六部が泊めてくれるよう頼むと、母が急病であるからと最初は断ったがあまりにも強く頼まれたので泊めることにした。

六部が夜中にふと目覚めると、隣の部屋から物音がする。覗いてみるとそこでは子猫たちが遊び戯れ、大きな虎猫が後ろ足で立って、行燈の油を嘗めていた。

杉並木で出会った怪物、急病の母、怪しい猫の振る舞い。これは何かあるぞと思った六部は、翌朝、儀八郎に全てを打ち明けた。あの母親は怪物が化けた偽物ではないか、そう思った二人がおさんが眠っている寝室に飛び込むと、おさんは老女とは思えない身軽さで飛び掛かってきたが、ついには仕留められた。
その正体は、松岩の猫渕に棲む怪猫であったという。
　
また、同じ気仙沼市階上地区には名前の似た「妖怪176・大天姿さま」　も伝わっている。

「老婆の快気に不穏が混じり 猫撫で声では人でなし」

【参考資料】
宮城県教育会編『郷土の伝承』　第一輯』
情報提供：宮城妖怪事典（仮）より

【商品説明】
直筆サインが入った１点ものの掛け軸です。
表装（絵柄）以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。（画像はサンプルです）
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm

【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531

【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm

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