【妖怪説明】
赤べこ、赤牛。
宮城県七ヶ宿町長老沼（長老湖とも）に伝わる。

長老沼の湖畔にあった長老寺に若い僧侶がいた。懸想していた宿場のある美女に振られてから自暴自棄になり町に出て乱暴を働き迷惑をかけるようになった。5月の節句に部落の人々は大挙して寺に押しかけこらしめようとした。それを悟った和尚は寺を抜け出したが逃れことができず観念して長老沼に入り死んでしまった。
その後、毎年この日の長老沼には赤い牛と麻裏草履が浮かんできて「おれが死んだら赤べこに化けてやる」と言っていたことを思い出させるようであった。

これを聞いた白石の片倉小十郎が家来約100名に鉄砲をもたせて5月5日にやってきて赤べこに発泡したが、天が曇り雷鳴がなり大暴雨となった。みな真っ青になって逃げ出して、小十郎は川原子のある農家にたどりつき訳を話して隠してもらった。

しばらくして、緋の衣を着て麻裏草履をはき、首にビンドロを吊した雲をつくような大男がやってきて「片倉小十郎はきてないか」と問いただした。この家の主人はハッと思ったが 「来ましたが、さきほど、お城に帰られました」と答えると「小十郎は、全く運のよい奴じゃ」と叫び、その大男は煙のように消えてなくなったという。

「叶わぬ懸想がこじれにこじれ 小十郎でも解けはせぬ」

【参考資料】
『白石市史 3の(2) 特別史 下の1』
引用：宮城妖怪事典（仮）より
http://blog.livedoor.jp/miyagiyokai/archives/23648711.html

【商品説明】
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表装（絵柄）以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
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表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm

【ギフトラッピングについて】
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【Description】
One piece art work with autograph.
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