雉ビーム！！

【妖怪説明】
山梨県小菅村長作に伝わる。

長作部落では雉を食べない。
これは皇女が難産で苦しんでいた際に、雉が羽音と鳴き声高く飛び立ったことに驚いて薨ったことで観音様が雉を嫌うことになったからだという。もし知らないで食べても必ず火に関わる災いがあり、食べた時に身につけていた衣類の一部が灰になるという。

大正のはじめころ、小菅小学校長作分教場の坂本小次郎先生が晩酌の際に「迷信だ」と部落の人の止めるのも聞かずに食べたところ、その後、食べたとき使用していた座布団の一部が焦げたり灰になったりしており、さすがの剛直な先生も顔面蒼白となり以後雉の話をしなくなったとのことである。

また大正5年4月はじめ守重代作が大山講の代参に行き帰る途中で旅籠に泊まり起きたら羽織の襟の一部が灰になっていた。のちに本人の知らないうちに前の番の夕食に雉を食べていたことが判明した。

本人が知る知らぬにかかわらず災いがおこるので部落の人は恐れ、たとえ村を離れてもこの禁は固く守っているという。

「知ると知らずと一口食へば　火のない所に煙立ち」

【参考文献】
『小菅村郷土少誌』守重保作 413-414p
『小菅村長作今昔物語』守重保作 50-51p

【商品説明】
直筆サインが入った１点ものの掛け軸です。
表装（絵柄）以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。（画像はサンプルです）
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm

【ギフトラッピングについて】
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【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm