【妖怪説明】
江戸の版本や豆絵、かるた絵などに描かれている妖怪。
シュモクザメのような顔をした妖怪で、撞木とは鉦などをならすためのT字型の棒。

かるたの読み札には「碓氷峠のしゅもくむすめ」と書かれることが多い。
碓氷峠は群馬県と長野県の境にある峠だが、実際の碓氷峠には撞木娘に関する記録・伝承はない。
「しゅもく橋のしゅもくむすめ」などの表記もみられることから口当たりのよさから書かれたものとみられる。

月岡芳年『新形三十六怪撰』の「おもいつづら」で右上の位置に描かれる目玉のでた妖怪が「撞木娘」と紹介されることがあるが特に根拠のある結びつきはない。

『大佐用』で紹介されている、勝川春英『化物の婿入』『化物一年草』や『妖怪かるた』『おばけいろはかるた』などをながめてみるに「おもいつづら」の造形は他とかなり異なっており、氷厘亭氷泉氏は「かたつむりかとも思えます」と記している。
　
「かるた豆本よくみる娘 碓氷峠はどこへやら」

【参考文献】
『日本怪異妖怪事典 関東』氷厘亭氷泉 著
『日本怪異妖怪事典 中部』高橋郁丸・毛利恵太・怪作戦テラ 著
『大佐用 合冊版 １蠱の巻』氷厘亭氷泉 著

【商品説明】
直筆サインが入った１点ものの掛け軸です。
表装（絵柄）以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。（画像はサンプルです）
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm

【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531

【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm

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