【妖怪説明】
宮城県仙台市泉区七北田の洞雲寺に伝わる。

天長年間(824~834)に寺の近くに勘新太という長者がおり、その妻は美しく普美子といった。
寺には竹阿という美童がおり、普美子と竹阿は愛し合うようになった。しかし、その想いは叶わず普美子は恨みから大蛇となり怨念は火焔となって長者宅を焼いてしまった。
竹阿もまた池に身を投じ毒蛇となった。このとき暴風雨を起こし山を震わせ大池を作り、二匹の大蛇はそこに潜んで人々を害するようになった。その後、人も途絶え廃寺となる。

約500年後の慶応元年(1338)に加州金沢は大乗寺の三世明峯素哲禅師が大蛇のことをきき、七日の間坐禅したのちの朝に一喝し杖を池に投じると大蛇は逃げ去った。その後、領主・国分盛胤に請い寺を再興して龍門山・洞雲寺と改めた。

さらに時を経て応永七年(1400)、再び廃寺となっていた寺を梅国祥三和尚が再興したとき若い夫婦が毎朝寺にきて夕方に帰っていく。ある日、２人は和尚にかつての雌雄の大蛇であることを告白して解脱が出来たことを語り、大蛇の牙を二本ずつ贈り上天したのだという。

「想い絡まり蛇体と成りて 解脱に至るは六百年」

【参考資料】
『泉市誌 下巻』「第20章 民俗 12節 伝説」
引用：宮城妖怪事典（仮）より
http://blog.livedoor.jp/miyagiyokai/archives/21884834.html

【商品説明】
直筆サインが入った１点ものの掛け軸です。
表装（絵柄）以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。（画像はサンプルです）
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm

【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531

【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm

＃普美子 ＃竹阿 ＃宮城 ＃仙台市 ＃泉区 ＃洞雲寺 ＃蛇 ＃火焔