













妖怪380・おちよんの寝床(山梨・市川三郷町)
妖怪380・おちよんの寝床(山梨・市川三郷町)
¥5,500
なら 手数料無料の 翌月払いでOK
泥沼不倫劇
【妖怪説明】
山梨県市川三郷町に伝わる。
文化三寅年(1806年)10月、野中山宝寿寺(もと宝聚寺)で一つの問題が持ち上がった。
常に出入りする信徒に五丁目重左ヱ門の後家「おちよん」と春日町の喜八の後家「お他屋」があった。出入りするうちに両人がお寺の住職とねんごろになり、嫉妬から二人はつねに争っていた。
困り果てた住職は、たまたま来ていた桑原幸之進という剣士に相談して仲裁をしてもらうことにした。お他屋は幸之進に万事を委ねようと受け入れたが、おちよんはなかなか頑固で聞きいれない。
かくなっては幸之進もおだやかに事をすませようと心配したものを、おちよんが聞き入れぬために容易におさまりがつかなくなり、短慮一徹の幸之進、憤怒のあまりついにおちよんを斬殺して、今の市川大門駅の西北の田んぼの中に死体を棄てた。
忽ちこのことが大評判となり、遂に代官所で宝寿寺の住職を召捕ることとなった。
この時の代官の中村八太夫は、名主与左ヱ門と住職が日頃から碁打ちの友であったため、召捕ることが忍びなかったので、ひそかに住職に告げて逃がしておき知らぬ顔で役人を案内して宝寿寺に行き「住職いたか、御用だッ」と大声で呼んだ。
勿論、住職は逃げていったあとであるが、のちに逮捕の手が厳しくついには捕らえられた。
一時組合預けとなりお他屋とともに江戸送りになり、取調べの結果、お他屋は無罪、住職は死罪を宣告され打首となった。
「おちよんの寝床田圃中、青柳の権現様はしゅくの中」
は当時はやった俗謡である。
おちよんの棄てられた田圃は作れば災難をうけるとされ幾度か転売されたのちついにこれを円立寺に寄附したがやはり長い間廃田となっていた。円立寺の住職は厚く供養をしたとのことで、今は作り主になんらの変事もないようになったとのことである。
【参考文献】
『市川大門町誌』 592-593p
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
ギフトラッピングご利用時は配送方法・クリックポストはご利用いただけません。
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
【妖怪説明】
山梨県市川三郷町に伝わる。
文化三寅年(1806年)10月、野中山宝寿寺(もと宝聚寺)で一つの問題が持ち上がった。
常に出入りする信徒に五丁目重左ヱ門の後家「おちよん」と春日町の喜八の後家「お他屋」があった。出入りするうちに両人がお寺の住職とねんごろになり、嫉妬から二人はつねに争っていた。
困り果てた住職は、たまたま来ていた桑原幸之進という剣士に相談して仲裁をしてもらうことにした。お他屋は幸之進に万事を委ねようと受け入れたが、おちよんはなかなか頑固で聞きいれない。
かくなっては幸之進もおだやかに事をすませようと心配したものを、おちよんが聞き入れぬために容易におさまりがつかなくなり、短慮一徹の幸之進、憤怒のあまりついにおちよんを斬殺して、今の市川大門駅の西北の田んぼの中に死体を棄てた。
忽ちこのことが大評判となり、遂に代官所で宝寿寺の住職を召捕ることとなった。
この時の代官の中村八太夫は、名主与左ヱ門と住職が日頃から碁打ちの友であったため、召捕ることが忍びなかったので、ひそかに住職に告げて逃がしておき知らぬ顔で役人を案内して宝寿寺に行き「住職いたか、御用だッ」と大声で呼んだ。
勿論、住職は逃げていったあとであるが、のちに逮捕の手が厳しくついには捕らえられた。
一時組合預けとなりお他屋とともに江戸送りになり、取調べの結果、お他屋は無罪、住職は死罪を宣告され打首となった。
「おちよんの寝床田圃中、青柳の権現様はしゅくの中」
は当時はやった俗謡である。
おちよんの棄てられた田圃は作れば災難をうけるとされ幾度か転売されたのちついにこれを円立寺に寄附したがやはり長い間廃田となっていた。円立寺の住職は厚く供養をしたとのことで、今は作り主になんらの変事もないようになったとのことである。
【参考文献】
『市川大門町誌』 592-593p
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです)
表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm
【ギフトラッピングについて】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://orochi.theshop.jp/blog/2021/01/09/155531
ギフトラッピングご利用時は配送方法・クリックポストはご利用いただけません。
【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm
モノプリント掛け軸紹介動画
別途ギフトラッピング承ります。
※この商品は、最短で8月22日(金)にお届けします(お届け先によって、最短到着日に数日追加される場合があります)。
※こちらの価格には消費税が含まれています。
※別途送料がかかります。送料を確認する
※¥10,000以上のご注文で国内送料が無料になります。
※この商品は海外配送できる商品です。